忍城のコスプレイベントに学ぶ地方へ人を呼ぶ仕掛け
先日、初めて忍城(おしじょう)へ行きました。たまたまこの日は、コスプレ撮影イベントがあったようで、城の敷地内には思い思いのコスプレを楽しんでいる方々が、プロのカメラマン同伴で楽しんでおられました。
忍城は、埼玉県行田市にあるお城で、秀吉の小田原城攻めの一環として攻撃されたスポットなのですが、なぜか水攻めにしても落ちず、むしろ攻撃した側(石田三成が陣頭指揮)が被害に遭ってしまったという、いわば難攻不落の城であります。
余程の戦国好きじゃないと知らないと思いますが。
トイレの案内札がステキでした。
こちらは甲斐姫。コスプレーヤーではなく、忍城のオフィシャルおもてなし隊です。
こちらも忍城のオフィシャル武将たち。面白かったです。
お昼に食べたうどん。
周辺にはあまり食べるところがないせいか、ここのお店は混雑していました。
カレーうどん。美味しゅうございました。
こちらは「フラべぇ」というキャラクター。行田市には「ゼリーフライ」と呼ばれる名物があって、それが由来ではないかと。ゼリーフライは、おいもとおからのコロッケみたいな食べ物で、ゼリーを揚げている訳ではありません。ご安心ください!写真はないですが、食べてみました。懐かしいお味でした。
●なぜ、このイベントが良かったのか
私は、コスプレはしませんが、この撮影イベントが地域活性化として良いイベントなのではないかと思う点を3つほど。
(1)プロのカメラマンが撮るから、いいビジュアルがアウトプット&拡散される
・出来上がりのビジュアルがいいので、シェアしたくなる
・「忍城」という場所もセットで広まる
(2)普段、来ないところからも人が来る
・「忍城」を知ってもらうきっかけになる
・近隣で飲食したり買い物したりと、お金を使ってもらえる
(3)メディアで扱いやすい切り口がある
・絵的にもメディアで扱いやすいかなと。
・全国版にはならなくても、埼玉地方版には取り上げられるはず
そして、秀吉の攻撃でも落ちなかった「忍城」のストーリー性と登場人物。
城主の娘、甲斐姫の武勇伝や、それを耳にした秀吉が後々自分の側室にしちゃったとか、小さいお城の割には、戦国ファンの心をつかむエピソードがあります。
●イベント詳細
第2回 Booty 桜ふぇすin行田市
http://bootyjapan.jp/event/58
というイベントなのですが、これ行田市観光協会が後援しているのです。こうした地元の団体が乗ってこないと、実現できない内容ので、地域の人やお店も巻き込むことって大事ですね。撮影スポットが街にたくさんあって、それぞれ楽しめるようになっています。ステキ!
ということで、ただ単に戦国の城を見に行っただけなのですが、思いのほか楽しめたり、勉強になってりと、実り多い一日でありました。
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